「訃報」自分のペットが死ぬということは 2
翌日、この日、葬儀依頼が重なり、深夜近くまで仕事が入っていました。
仕事が終わりしだい、ココに会いに行こうと思っていたのですが、この様子だと、厳しいかも知れないと思っていた矢先、スマホが鳴ったのです。
画面見れば、発信者はココの飼い主の友人からでありました。
友人は私の仕事をよく理解しているので、基本、連絡は最初メールでしてきます。
その友人が電話をかけてくるということは・・・・
胸騒ぎを覚えつつ、私は「もしもし」と電話に出ました。
最初にに聞こえてきたのは、友人の鼻を啜る音と、激しい息づかいでありました。
そして、そんな友人の、その向こう側で友人の幼い二人の子供の鳴き声が聞こえてきたのです。
私がもう一度、「もしもし?○○?」と友人の名前を呼ぶように語りかけました。
少し間があり、友人は吐き出すように「今・・・ココが息を引き取った・・・」とだけ告げたのです。
私は両目からぶわっと涙が出て来る感覚を覚えたのですが、仕事中であったので、深く瞼を閉ざして懸命にこらえました。
そして「・・・そうか・・・」とだけ返事をしたのです。
こんなことになるんだったら、昨日電話をもらったときにすぐに会いに行けばよかった・・・
そんな後悔の念にかられた私は次の言葉が出て来ず、スマホを耳にあてたまま無言で友人の鳴き声を聞いていたのです・・・
「・・・ごめん・・・まだ仕事中やんな?」と友人が申し訳なさそうに聞いてきたので「うん。でもかまへんで」と返事をしました。
友人は「ううん・・・」と言った後「それで明日の夜、(葬儀を)お願いできるかな?空いてる?」と聞いたので、私は「20時以降なら大丈夫」と返事をしました。
「わかった・・・どっちにしても、私も明日仕事やから、終わったら連絡する。一応、その時間に予約入れといて」
そう言って友人は電話を切ったのです。
電話を切った後、私は暫しの間、動くことができませんでした。
そして、会館を見渡し、ココが元気に所狭しと走り回ってた日のことを思い出したとき、不意に涙が流れたのです・・・
ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。
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野村圭一
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