「立場を度外視した質問」叶わなかった願い 7

マニちゃんの葬儀を予定されていた前夜、Yさんは電話で苦しい胸の内をお話されました。

 

それは台風の日に大阪まで行くことに家族が難色を示されたことと、マニちゃんの死後状態の進行を目にしてることからくる苦悩であります。

 

最悪、台風の影響で大阪まで行けない場合、ご自身や家族の都合を考えると、さらに数日後まで延期することになるのですが、それではあまりにもマニちゃんが可哀想であると考えておられたのです。

 

Yさんはポツリと「私のわがままでマニにもみんなにも迷惑かけてるのかなって思えてきたんです・・・」と言われました。

 

私は即座に「わがままとは思ってないはずですよ。家族だからちゃんとYさんが大阪まで行きたい気持ちも理解してくれたんだし、当初は承諾もしてくれたんですよ」と返答をしたのです。

 

そして「ただ、明日、台風の影響がどれだけかわからない段階で、そんなときに車で長距離運転して行くことを心配して、他の方法も考えたほうがいいのではないかと助言してくれてるんですよ」と言いました。

 

Yさんは「・・・はい。そうですね」と返事をされたので、私はこのタイミングで言うか言うまいかを迷った結果、自分の本心を伝えることにしたのです。

 

その本心とは「もし、私がYさんの家族だったなら『今回は大阪に行くのはよそう』と言うと思いますよ」という言葉でありました。

 

私にそう言われ、Yさんは力なく「・・・はい」とだけお返事をされたのです。

 

私は立場上、Yさんの大切なマニちゃんの葬儀のご依頼を受けた葬儀屋なのですが、このときは、そういう立場とかを抜きにしてYさんとお話をしました。

 

その上で「最悪、明日、台風の被害が予想より大きかったときや、家族の了解が得れない場合、地元の葬儀屋さんにご依頼される考えはないのですか?」と、質問をしたのです。

 

この質問はYさんからすれば、とても失礼な質問であったと思います。

 

なぜならYさんが大阪のプレシャスコーポレーションでマニちゃんの葬儀をあげたいと思われたのは、7年前に、同じように愛犬を亡くしたとき、地元の葬儀会社に依頼し、その際に雑な扱いを受け、不信感を持たれたのがきっかけであったからであります。

 

そのこともあり、ペットロス症候群にもなられたYさんは、プレシャスコーポレーションで葬儀をあげたいというお気持ちを持つ以前に、二度と地元の業者ではあげたくないと思われていたのです。

 

Yさんは「もう、あんな思いするのは嫌なんです・・・」とだけ短く答えられました。

 

「しかしYさん。地元でもペット葬儀屋は1つではないでしょ?前にやった業者は省くとして、他にもあると思うんで、万一、大阪に来れないときのために、他にどういう会社があるか調べておいたほうがいいんじゃないですか?」

 

私はそのように伝えました。

 

しかし、Yさんの返答は「もう調べて、すべての地元業者に電話したんです」と、私の予想外の返答だったのです。

 

「ええ!?そうなんですか?」私は驚きを隠さずそう言い、「で、他の業者さんはどうだったんですか?」と訊ねました。

 

Yさんは「ども業者さんもあんまり良くはなかったです・・」と言われたので、私は「何がダメだったんですか?電話対応ですか?それとも葬儀内容ですか?」とさらに質問をしたのです。

 

「う~ん・・」と少し思い出すようにしながらYさんは「対応とかはいい業者さんもあったんですが、なんていうか、時間を区切られてて、野村さんとこみたいに『最後のお別れ』の時間がないとこばっかりだったんです。」と言われました。

 

私はこのとき、(そうだ。Yさんはブログを全て読んでくださってるので、当社でお見送りをされたことがないのにも関わらず、概ねプレシャスコーポレーションの葬儀の流れをご存知なんだ)ということを再認識したのです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

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