火葬のとき・・・ ご家族とのふれあいの時間

ペットセレモニーは人間同様、家族とのお別れの儀を経て、出棺し、火葬に入ります。、火葬の時間はペットちゃんの大きさや種類によっても違うのですが、30分~2時間の時間を要します。
 
この火葬の時間はある意味、我々セレモニースタッフとご家族との会話の時間になることがあり、火葬炉に付きっきりの私どもを気遣ってくれてか、いろいろと生前のペットちゃんのお話やエピソードを話してくれるご家族がとても多く、このスタッフブログに書かせてもらったお話も、この時間に聞いた話がほとんどであります。
 
お経や音楽を流してのお別れの儀は、やはり悲しさに包まれた中で進行していくことがほとんどなのですが、それを終え、火葬炉に納められたときが悲しみの区切りになるのか、火葬の待ち時間はご家族の方達がペットちゃんの思い出話を笑顔を交えてお話されていることも珍しくありません。
 
その輪に我々も入れてもらい、いろいろなお話を聞かせてもらったり、逆に私たちもセレモニーという仕事を通じて経験した、ペットにまつわるいろいろなお話をさせてもらうこともあります。
 
不謹慎な表現かもしれませんが、私はこのご家族とのコミュニュケーションの時間がとても好きで、元来、話好きな性格も手伝って、その日会ったとは思えないほど、深く話し込むことも度々あります。
 
数時間前までは面識の無い他人同士であった者が、ペットセレモニーを通じ依頼者と請負人という立場になり、セレモニーが全て終わったときには同志になっている。
 
とても不思議なことではありますが、ひとつの命の灯が消えるとき、その命が結んでくれる、年齢も性別も超越した関係性の変化はとても言葉では言い表せれるものではありませんが、ペットの死という悲しい現実に立ち会う仕事の中で、私がこの仕事を続けてこれたのは、その命の灯が結んでくれたペットを愛する人たちとの多くの出会いがあったからなのかもしれません・・・
 
 
 

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