初盆を迎える皆様に
家族が亡くなって初めて迎えるお盆のことを初盆(はつぼん)または新盆(にいぼん)と呼びます。
関西では初盆という呼び方が一般的なのですが、地方によってはどうなのでしょうか?
ところで、この時期、毎年のようにペットを亡くした飼い主さんから初盆の迎え方のことで質問されることがあるのですが、それは「ペットの場合、どのようにして初盆を迎えればいいのですか?」というものであります。
その質問に対しての返答は、私がいつも言ってることにも通じるのですが、「あえて特別なことはしなくていいですよ。」と答えています。
素っ気なく感じられたかも知れませんが、私からすれば、ペットに限らず、お盆というのは先立った大切な存在を思い出し、感じれる期間であると思っており、特別な儀式をしなくても、心ひとつで供養ができるものであると考えています。
もちろん、お墓やお骨、あついは遺影にお供え物をして手を合わせることで、大切な存在を感じれるのであれば、それも良いことであると思っています。
一般的にお盆というのは、ご先祖様が地上に家に帰ってこられる時期であります。
では、ペット達も同じように帰ってくるのか?
個人的な意見ですが、私は帰ってくると思っております。
だから、その時期、生前にペット達がたててた生活音が聞こえたときなどは、普通に「お帰りなさい」と声をかけて名前を呼んであげます。
もちろん、返事は帰ってきません。
でも、そんなとき確実にペットを感じている自分がいます。
そして、それだけで満たされた気持ちになってしまうのです。
ですから皆さん。
なにも特別なことは必要ないのです。
初盆はなるべく悲しみに暮れるのではなく、ペットが気がねなく帰ってこれるように、できるだけ穏やかで温かな気持ちで迎えてみてください。
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野村圭一
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