共に暮らした仲間が亡くなったとき。犬と猫の行動の違い

最近はペットの多頭飼いをされる飼い主さんも多くなりました。

多頭飼いとは同時に複数のペットを飼うことなんですが、犬だけを数頭、あるいは猫だけを数頭飼われている飼い主さんもいれば猫と犬を一緒に飼われている飼い主も少なくはありません。

 

多頭飼いのペット達の中では本能的に順位(力関係の序列)があり、秩序やルールも存在します。

ペット達はそれを守りながら過ごしているのですが、そのような生活の中で当然ながら、仲間の弱りゆく姿や死を見届けるような事もあります。

 

共に暮らしてきた仲間が死んでしまったとき、ペット達はどのように受け止めているのかは、ペットに聞かないとわからないことではありますが、私はペット葬儀という仕事の中で、そのような犬と猫を見てきてある特徴があることに気付きました。

 

犬の場合、セレモニーの席で亡くなった仲間(血縁関係の有無に関係なく)に近づいて、寂しそうな表情で見つめたり、鼻を近づけながら、時には悲しげに鳴いていた犬ちゃんもいました。

飼い主さんに聞いた話では「亡くなってからずっと離れようとしないんです・・・」と亡くなった仲間の近くで一昼夜を過ごした犬ちゃんも居たそうです。

 

ところが猫の場合ですと、犬とは真逆な行動をとることが多いのです。

つまり、仲間が亡くなったとき、というよりその前の死期が近づいた段階から、その仲間に近づこうとせず、遠くから眺めていることが多いようです。

 

それだけを考えると、犬は優しくて猫は冷たいと感じるかも知れませんが、そうではなくて、犬も猫も本能で死というものを理解し、仲間がその死に直面したときも、ただ本能に従って行動しているだけだと私は思っています。

 

イヌ科とネコ科の決定的な違いは仲間(群れ)と暮らすか単独生活の違いであり、犬は群れで、猫は単独で生活をするのが基本であります。

 

イヌ科に属する狼も仲間の死んだ際は遠吠えをして追悼の儀式的なことをするそうです。

 

ネコ科で唯一、群れを作るのがライオンなのですが、そのライオンですら、死期を悟ったときは群れから離れて単独で死を迎えます。

 

テレビのドキュメント番組でライオンの群れの特集を見たことがあるのですが、死期が迫ったメスライオンが群れの仲間に鼻をつけて別れの挨拶をした後、ゆっくりとやぶの中に消えていったことを覚えています。

 

見送る群れのライオン達はやぶに消えていく仲間の後姿を悲しげに見送っていたのがとても印象的でありました。

 

 

 

昔から、よく「猫は死ぬとき家から居なくなる」と言われるのですが、それはある意味事実で、猫がなぜそのような行動をとるのかは正式には解明されていませんが、ネコ科にはそのような本能があるのは確かなことであります。

 

ですから、人間に飼われている犬も猫も共に暮らした仲間が亡くなったとき、本能に従った行動をとっているだけなのかも知れません。

 

犬は最後まで見守ってあげ、猫はその前に見送ってあげるという本能が存在するのでありましょう。

 

違いはあれど、それは彼らなりの最大の思いやりなような気が私にはするのです。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

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