手動による火葬にこだわる理由
「爬虫類の火葬もできますか?」最近よく、このようなお問い合わせがあります。
もちろん可能であります。
価格は家族葬~火葬~返骨まで全て執り行って会館にお越しいただいての会館持込火葬で12000円、訪問家族葬で15000円にて承っております。
爬虫類は哺乳類や鳥類に比べて脂肪が少なく火葬のとき固体の大きさ以上の火力が必要となります。
ただ火力が強すぎると粉かな骨が燃え尽きてしまうため、微調整が必要となり、10分毎に火力のチェックしなければいけません。
そういった理由から、最近は爬虫類の火葬をお断りしている同業者も増えましたが、弊社は爬虫類に限らず、目視による微調整をやりながらの火葬を徹底しておるので、今後もお断りする予定はありません。
今年に入ってからの関西の天気はセレモニーの依頼が重なる週末を中心に雨が多く、そのような場合、傘をさしながら火葬をすることになります。
氷点下近くなった気温の中で冷たい雨にうたれながらの仕事は厳しいものがありますが、弊社の火葬のスタッフは決して火葬炉から離れることなく付きっ切りでお仕事をさせてもらっております。
見かねた遺族の方たちが、「お茶をいれたので中で休んでください」とありがたいお声をかけてくれることも少なくありませんが、我々が仕事場を離れることは決してありません。
それは10分毎に火葬炉の小窓から中の状態をチェックし、火力の微調整をやらないと、お骨を綺麗な状態で残せないことを知っているからであります。
そして亡くなったペットちゃんが火葬炉の中でお骨になり、家族の皆様の手によってお骨上げをするとき、細部にわたって残ったお骨、全てを骨壷におさめられる様子をみたとき、手動による操作の必要性を感じるのであります。
もちろん弊社の火葬炉にも自動装置はついております。
それでもプレシャスが手動による火葬を実施するのは、大切なペットちゃんのお骨を少しでも多く残し、ご家族の手にお返したいという気持ちの表れなのであります。