自分にとって、とても大切なもの

前回のブログでペットロスが原因で、心が不安定になってしまった人のことを書きましたが、それは、ペット葬儀という仕事柄、そのような心の症状に悩む人を今まで大勢、目にしてきたからであります。

そのような人達と知り合うことになったきっかけは、当然ながら、ペットちゃんが亡くなったとき、お葬儀を当社が承い、私が担当者になったことが一番多いのですが、中には当ブログを読んで、当社と私の存在を知り、メールやお手紙、または、お電話をくださった人達もいます。

 

中には、どうしても直接、私と会ってお話をしたいと言ってくださる人もいらっしゃるのですが、私は今まで、そのような申し出を一度たりとも断ったことがなく、時間を調整して、会社、または会館に来ていただき、お話を聞かせてもらうようにしてきました。

 

もちろん、私に出来ることなど、たかが、知れており、私なりに、真剣にお話を聞かせていただき、求められれば、意見を言わせてもらうことくらいしか出来ません。

 

そのような経験を通し、私が一番強く感じるのは、どんなに深い悲しみと喪失感に苛まれている人であっても、必ずその現実を受け止め、いつかは前向きに歩んで行かれるということであります。

そんな皆様は「野村さんのおかげです。ありがとうございました」と言ってくださる人もいるのですが、私からすれば、本当に何もしていないので「とんでもないです。私は何もしていません。元気になられたのはご自身の力です」とお答えしています。

 

これは謙遜でも、何でもなく、私は本当にそう思っているからであり、どんなことであっても、心の問題は、その人自身でしか克服することができないものであります。

 

もちろん、その過程で、家族や恋人。または友人達の支えを受けることもありますが、それは、あくまでも支えであり、結局のところ、どんな大きな悲しみであっても、最後は自分の意志で向き合い、自分で受け止め、自分で乗り越えているのだけなのです。

 

私に相談されるということは、その過程の中の自分に向き合うという、きっかけに過ぎず、最終的に、どんな人であっても自分で悲しみを克服されるのだと、私は思っています。

 

悲しみを試練と置き換えたとき、その試練の先に何があるのかは、誰にもわかりません。

しかし、人生に偶然は無く、その試練には、この先の人生を左右するに大きな意味があるものであります。

 

人間は弱いものであり、時に悲しみから目を背けてしまうこともありますが、いつかは、その試練と向き合わねばならない時が来ます。

もし、その時が、今であると感じたのなら、思い切って一歩目を踏み出すしかありません。

 

そして、その試練を乗り越えた先に在るのは、きっと自分にとって、とても大切なものであるはずです。

 

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

 

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