同じ日にペットを見送る・・・たったそれだけの共通点
葬儀会社でなくとも、約束のお時間を守るというのは、会社として、社会人として当たり前のことであります。
特に私は、昔から時間だけは守る性格でもあり、事故などで交通渋滞に巻き込まれない限り、約束の時間に遅れをたこはありません。
ところが、ペット葬儀の仕事を始めてから、ご依頼者が予約してくださったお時間に遅れてしまうようなことも増えてしまったのです。
誤解があってはいけませんが、だからといって、寝坊をしたり、約束を忘れてしまって遅れるわけではありません。
葬儀会社だからこそ、というより、プレシャスコーポレーションだからこそ、約束のお時間に間に合わないことが起こり得るのであります・・・
プレシャスコーポレーションの葬儀の流れの中で、我々葬儀会社が唯一、時間を区切れない時間帯が存在します。
それは、読経とお焼香の儀の後、ご火葬前の「最後のお別れの時間」であります。
人間であっても、ペットであっても火葬後はお骨の姿になってしまうので「最後のお別れの時間は生前と変わらぬ姿のお見納めの時間」でもあります。
ですので、弊社プレシャスコーポレーションでは、この時間はスタッフは席を外し、飼い主さんと家族だけで過ごしてもらうようにしているのですが、飼い主さんによっては、なかなかペットから離れることが出来ず、お別れの心に区切りが付けれない人もいらっしゃるのです。
そんな飼い主さんの中には、どうしても心の区切りが付けれない人もいらっしゃり、そのような場合、ご火葬は翌日以降に延期されるようなこともあるのですが、延期するということは、その時まで悲しい気持ちのまま過ごすことでもあるので、それを踏まえ、苦しいほどの葛藤の末、心に区切りをつけて火葬に入られる飼い主さんも少なくはないのです。
そんな時、次の葬儀の時間が迫っているからといって、飼い主さんを急かすようなことは出来ないですし、絶対にしてはいけないことであると私は思っています。
他社はどうかは知りませんが、少なくとも当社はそのような考えでやってきました。
「最後のお別れの時間」にお時間がかかるようなとき、次に控えているのが訪問葬儀であるときは、別のスタッフが向かうこともあるのですが、ご依頼が重なり人員的な余裕がないような場合は、長引いた分、到着が遅れることになり、また、会館葬儀の場合も、全て個別の予約制であるので、次の依頼者にお待ちいただくというような事態が発生してしまいます。
ですので、お時間がかかると判断した時点で、次のご依頼者の飼い主さんに「到着が遅れます」または「少しお時間を遅らせて来てください」と電話で連絡するのですが、よほどの事がない限り、「かまいませんよ」と快く承諾してくださいます。
そして、「なにかあったんですか?」と心配そうにお訊ねになってくださる人もいるのですが、そのような場合、私は正直に「今、お葬儀をされている飼い主さんがペットちゃんとのお別れに時間がかかっているのです」とお伝えするようにしています。
理由を聞いた次のご依頼者の飼い主さんは「そのような理由ならいくらでも遅くなっても構いません。ですから充分にお別れをさせてあげてください」的な言葉を返してくださるものなのですが、中には自分のことのように涙を流される人もいらっしゃいます。
もちろん、そのような飼い主さん達どうしに面識があるわけではありません。
であっても、ただ、同じ悲しみの最中にいる者として、その心中を察してくださっているのです。
そんな時、私は他では言い表すことのできないような感情に包まれて胸が熱くなってしまうのですが、このときの気持ちだけは、この仕事でしか経験できないような感情でもあるとも思っています。
同じ日にペットを見送る・・・
たったそれだけの共通点であっても、顔も名前も知らない人になんの濁りのない思いやりの心を持てる人もいらっしゃるのです。
そんな人達の思いやりの心に触れるのも、この仕事でしか経験できないことなのかも知れない・・・
日々の仕事の中で、最近、私はつくづく、そのことを感じています。
プレシャスコーポレーション
野村圭一
大阪 ペット葬儀・火葬に関するお問い合せはプレシャスコーポレーションまで
大阪本社 大阪府守口市菊水通3丁目7-9
ペット葬儀・火葬のご依頼はフリーダイヤル:0120-982-660

