大家族葬

先日、守口市にて柴犬のリュウタロウちゃんのお別れの儀を弊社にて承りました。
 
「家族葬」と聞けば、内々でしめやかな印象がありますが、リュウタロウちゃんの葬儀は
喪主様のご家族様をはじめ、嫁がれた妹さんなども駆けつけられ、9人の家族と
リュウタロウちゃんの子供リンタロウちゃんに、散歩仲間であろうか?犬種が違うワンちゃん。
そして弊社担当者2名に見送られて行われた。
 
「大家族葬」そんな言葉は存在しないかも知れないが、そう呼ぶに相応しい、悲しくも温かい葬儀でした。
 
小雨が降る中で、ほとんどのご家族が傘もささずにリュウタロウちゃんが天に召されるのを静かに見守っておられ、リュウタロウちゃんとご家族が深い絆で結ばれていたことを物語っていました。
 
リュウタロウちゃんは生前15頭以上の子孫を残されたらしいですが、最後の子供であり、葬儀にも参列したリンタロウちゃんが、葬儀が終わる5分前くらいから「ク~ン・・・」という声を発し出しました。
 
犬が悲しいとき、寂しいときに出す特有の鳴き声です。
そんなリンタロウちゃんに家族の方たちが労るように声をかけておられたがリンタロウちゃんは鳴くのをやめませんでした。
 
ご家族の誰かが「きっと最後の別れってわかってるんやわ」とつぶやいたとき
火葬が終了し、それをわかってたようにリンタロウちゃんも鳴くのを止めました。
 
比べるものではありませんが、人間でもこんなに愛情に満ちたお別れをできる人は
多くないと感じました。
 
リュウタロウちやんの16年の犬生に合掌。
 
 
 
 

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