ええ?これってアリなの?
以前に当ブログでも紹介したことのある、カリスマドックトレーナーのシーザーミランさんの番組で、信じられない内容の回がありました。
私はシーザーさんの番組が好きでいつも見ており、CSなんで、同じ回を時間帯を変えて何度も放送するのですが、三回連続で同じ回を見るくらい大好きであります。
犬を注意するとき、犬の体に直接、手や足で触れるシーザーさん独特の指導法については当初、地元アメリカでも「虐待ではないのか?」と物議を交わしたこともあるのですが、シーザーさん自身は「叩いているのではなく、タッチしているだけ」と、その批判にも耳を貸さず一歩も譲らなかった経緯があります。
しかし、今では、そんな論争すら静まるほど、圧倒的な結果を出したことから絶大な人気と支持を得たのです。
ドッグトレーナーとしての結果というのは、当然ながら、犬と、その飼い主さんへの指導力です。
とにかく、このシーザーさんは、噛みクセ、吠えクセ、怖がり、どんな問題犬であっても、必ず直すので、今ではカルスマドッグトレーナーと呼ばれ日本でも人気があるのですが、そのシーザーさんの番組で信じられないような内容とオチの回があったのです。
その回の問題犬はエサを食べてるときに凶暴になるなるラブラドルレトリバーだったのですが、過去にも同等の問題がある犬も、シーザーさんは見事に解決し正していたので、今回も放送をするくらいだから、きっとハッピーエンドになると思って私は番組をみていました。
ところが、今回のレトリバーはかなり凶暴で、エサを食べてるときに近づくだけで、牙を剥き出し今にも飛びかかってきそうなくらい威圧感のある犬でありました。
どうなるんだろうとドキドキしながらテレビを見ていたのですが、さすがはシーザー。
飼い主さんにはその場から離れてもらい、レトリバーと1対1で対峙することになったシーザーは睨みを利かせ、会話も交わさず眼力だけで10分ほどでレトリバーを服従させたのです。
「相変わらずすごいな・・・」と感心していた私だったのですが、家の中から離れて見ていた飼い主さんが同じように感心した表情で庭に出てシーザーとレトリバーに歩み寄ったときでありました。
「もう大丈夫です」と飼い主さんにシーザーが声をかけたとき、大人しくなったと思っていたレトリバーがシーザーの手首にいきなりガップリと噛みついたのです。
思わず「ああああ!!」と私はテレビの前で声をあげてしまったのですが、不意を突かれたシーザーも焦った表情のまま、必死で牙から手を抜こうと引っ張っていました。
しかし、大型犬でありるレトリバーの力も強く、なかなか離しません。
シーザーの手から鮮血が飛び散ったその時でした。なんとシーザーはレトリバーの腹部めがけ、蹴り上げたのです!
蹴られて噛むのをやめたレトリバーに鬼の形相で睨みつけるシーザーを見て「ええ!マジ??」と私は驚いたのですが、現場にいた制作スタッフもこれには驚いたように慌ただしくシーザーの元に駆け寄って水で傷口を洗っていました。
飼い主さんは、自分の犬が蹴られたせいか、シーザーに怪我をさせたせいかは定かではありませんが、顔面蒼白になって呆然としていました。
そして、シーザーに一言だけ「ソーリー」と言ったのですが、シーザーは「気にしないでください」的なことを言った後、飼い主さんがいるのに「なんて犬だ」と溜め息交じりに言ったのです。
私はこれを見て「よく放送したな・・・」と違うことに感心したのですが、日本なら、おそらくこの回はボツにするか、レトリバーがシーザーを噛んだ場面や、少なくともシーザーが蹴った場面はカットするでしょう。
幸い、シーザーの手の傷は大事には至らず番組は進行したのですが、レトリバーの症状が重症と判断したシーザーは飼い主さんに「センター行きですね」と告げたのです。
センター行きとは犬のトレーニングセンターのあるシーザーの家で、長期間、シーザーが犬を預かり、集中的に指導(シーザーはリハビリと呼んでいます)することなのですが、飼い主さんも、そうなることを予想してたようで「わかりました」と返事をしていました。
しかし、私が冒頭に信じられないと言ったのは、レトリバーがシーザ-を噛んだことでも、シーザーがレトリバーを蹴ったことではありません。
もちろん、それも驚いたのですが、もっと驚いたのは、その結末だったのです。
数か月の間、レトリバーは飼い主さんから離れシーザーの元で指導を受けることになったなったのですが、エサの時、毎度のように「リーダーは君ではない。エサの主導権は君にあるのではない。人間にあるのだ。」ということを繰り返し教えこまれていました。
その指導方もユニークでレトリバーがエサを食べてる途中で、シーザーがマネキンの手のようなもので、食べるのを遮断し、レトリバーが唸ったり吠えたりすると、シーザーが睨みを利かせ威圧して、レトリバーが服従するまでエサを与えないというシンプルなものでありました。
そして、レトリバーが完全にシーザーをボスと認め、エサを食べていてもシーザーが「シッ」と言っただけでその場から離れるようになった頃、飼い主さんの元へシーザーが連絡を入れてトレーニングセンターに呼んだのです。
しかし、シーザーの表情はどこか冴えず、思いつめた顔をして飼い主さんを迎えたのですが、シーザーはまず、特訓の成果を見てもらうように穏やかにエサを食べるレトリバーの成長した姿を見せていました。
愛犬の成長した姿に目を細める飼い主さん。
ところが次の瞬間シーザーは思いつめた表情のまま「彼(レトリバーのこと)は私がボスと認め、あのような姿になりました。これは僕がボスだから成り立つことで、あなたの家に帰れば、また元の姿(凶暴)に戻ってしまうと思います。」と言い、そう言われ渋々ながら納得するようにうなずく飼い主さん。
そして、シーザーは次に思いもよらないことを飼い主さんに告げたのです。
それは「あなたはあの犬のリーダーになるのは無理だと思います。あなたにはもっと大人しい犬が向いていると思います。ですので、あの犬はこのまま私が育て、あなたには別の大人しい犬を連れて帰ってもらおうと思っています。」と言って、別の中型の雑種犬を連れてきたのです。
私は(おいおいおいおい。そんなこと飼い主さんが『はいそうですか』と納得できるはずないだろ)とテレビを見ながら思っていたのですが、飼い主さんの口から出た言葉は「わかりました。そうします」という返事だったのです。
「ええ!?そんなんアリ?」と私はテレブに向かって言ったのですが、次の瞬間、シーザーと飼い主さんは熱く抱擁し合ってるのです。
そして、番組の最後には連れて帰った中型犬と仲良く暮らしている飼い主さんのビデオレターで締めくくられていました。
この結末は正直、日本人では考えられないよう話であり、いくら噛もうが吠えようが、自分の愛犬は自分の愛犬であり、どんなに行儀が悪くても変わりなどいないと思うのが日本人の感覚だと思うのですが、アメリカでは違うのでしょうか?
ビデオレターの晴れやかな飼い主さんとは逆に、なんとも腑に落ちない私は番組が終わってからも、そのカルチャーショックから釈然としないままでありました。
当社はこの秋からアメリカのロスのペット葬儀会社と業務提携を結ぶことになり、海への散骨葬なども始めることが決まっています。
アメリカと日本では国民性の違いは多少なりともあるとは、思っていますが、もしかして、お見送りをする際も、私が考える以上に感覚の違いが存在するのかも知れません。
シーザーミランの番組を見ながら私はそんなことを考えてしまいました。
郷に入れば郷に従う
そんなことわざがありますが、プレシャスコーポレーションの理念だけは、海外に渡っても失いたくはない。
同時に私はそのことも強く思ったのです。
プレシャスコーポレーション
野村圭一
大阪 ペット葬儀・火葬に関するお問い合せはプレシャスコーポレーションまで
大阪本社 大阪府守口市菊水通3丁目7-9
ペット葬儀・火葬のご依頼はフリーダイヤル:0120-982-660


野村 様
日本語で編集されていない現地映像を見たことがおありでしょうか?私は日本語での放送をみたことはありませんが現地で放送されている英語版を見たことがあります。
上記のこれかなと思われる場面がありますが、日本編集の版はかなり脚色されており真実を映していません。
日本のテレビは視聴率を取るためにかなり加工を施しています。鵜呑みにするのではなくこれは本当か?と考えられる視点を持って頂きたいと思います。