守り神 後編
「逃がしたけど・・・・何やねん?まさか戻ってきたとか言うんちゃうやろな?」と私が笑って聞くと、M子は「そうやねん。逃がした次の日の朝、また部屋に戻ってきてん」と答え、さらに「しかも、どこにおったと思う?(´;ε;`)」と、恥ずかしそう聞いてきたのです。
私はM子の含みありげな表情を見て「トイレ?」と即答したのですが、M子は笑って「違うよ!でもそれのほうがまだいいかも(´;ε;`)」と笑ったので「じゃあどこなん?」と訊ねました。
M子は顔を赤らめて「その日、疲れて靴下脱ぎ捨てたまま眠ってんけど、朝起きて靴下を洗濯機に入れようとしたら、何か重くってさ・・・で、中を覗いたら靴下の中にヤモリがおってん(´;ε;`)」と言ったのです。
さすがにこの返答に私は即座に「ウソつけ!( ̄▽ ̄)」と言ったのですが、M子は笑いながらも「絶対そう言われると思ったわ。でも本当やもん・・・(´;ε;`)」と、うつむきながら言いました。
私のM子のそんなヤリトリを聞いていた友人達はいっせいに笑ったのですが、M子は泣きそうな顔で「ほんまやもん・・・ほんまにほんまやもん」と独り言のように言い、友人達も「わかってる^^」「M子ちゃんはウソつかへんもん^^」「私は信じる^^」と口々に宥めるように声をかけてました。
そして、友人の一人が皆の気持ちを代弁するように「ウソやって思って笑ったんちゃうよ。ただ、靴下の中にヤモリが入ってたことがオモロイねん」と言うと、M子は「信じてくれる?ありがとうヾ(´・ε・`)」とお礼を言ったので、また皆は笑っていました。
「それで飼うことにしたんか?」と私が聞くとM子は「うん・・・(´・ε・`)」と返事をしたので「エサはどうしてんねん?」と私は訊ねました。
M子は表情を少し曇られ「うん・・・最初は家の周りの小さな蛾(ガ)とか捕まえてあげてんけど、食べへんかってん(´;ε;`)」と言ったので、私は「ふん・・・そんで?どうしてるん?」とさらに訊ねたところ「で、イオンのペットショップでエサ用のコオロギ買ってあげたら食べてくれてん(*´˘`*)」と嬉しそうに笑ったのです。
そんなM子の笑顔につられるように、私以外の友人達はいっせいに笑いました。
私も呆れを通り越して妙におかしくなってきて「もう何んでもエエわ!それで飼ったってことはペットやねんやろ?ちゃんと名前付けたげたんか?」とM子に訊ねると、M子は嬉しそうに大きくうなずきながら「うん!つけた!タモリって名前にしてん(*´˘`*)」と言ったのです。
これにはさすがに私も飲み物を吹き出すほど笑ってしまい「(≧▽≦)ギャハハハ なんでタモリやねん」と突っ込むとM子は「一字違いで似てるから(*´˘`*)」と満足気に答えていました。
「そりゃ『いいとも』終わるはずや」と私が言うと「アハハ((´∀`*))」とM子はこの日、初めて声を出して笑ったのです。
何はともあれ、M子は今も守り神のタモリと一緒に暮らしています。
※写真はタモリです。
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野村圭一
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