その日の朝、支配人は・・・

今回のブログはペット及び、ペットロスに関する話ではありませんので、あらかじめ、ご了承ください。

 

私は数年前から髪を自分でカットするようになりました。

忙しくて、なかなか散髪に行く時間がなく、かといってボサボサ頭で出来る仕事でもないので、自分でバサバサと適当にハサミで切って、ワックスでごまかしながらセットするようになったのです。

ある日、本社で自分の髪を切ってるとき、支配人が「野村さん、いつも自分で切ってはったんですか?」と驚いた顔で聞いてきたことがありました。

「そうや^^うまいもんやろ」と返事すると、支配人は「はい。全然普通ですやん」と感心するように、私の頭を見ていました。

そして、「僕も伸びてきたから散髪行かんとあかんなって思ってるんですけど、なかなか行く暇なくって・・・」と愚痴っぽく言ったので「ついでやし、切ったろか?」と、私が言うと、支配人は「はい。でも、ちゃんと切ってくれます?」と不安そうな顔をしたのです。

「自分のでも切れるんやから人のやったら楽勝や」と私が言うと「そうれもそうですね。じゃあ切ってください」と支配人は、私に背中を向けるように椅子に腰かけながら言いました。

 

その後、私は丁寧に支配人の髪を切ってあげたのですが、切り終わった自分の頭を鏡で見た支配人は「おお!上手いですやん。ありがとうございます!」と満足気に笑みを浮かべていました。

 

それを機に、支配人も自分で髪をカットするようになったのですが、専門のハサミやバリカンまで購入して、今ではプロ顔負けなほど、カットが上手になったのです。

 

そして、月日がながれた今年の五月。

連日、真夏を感じさせる暑い日が続いたその日の朝、支配人はいつものように「おはようございま~す」と元気よく出社してきたのですが、私は挨拶を返す前に支配人の頭を見て言葉を失い、思わず「うわ!」と声をあげてしまったのです。

何と支配人は頭の側面だけ短く刈り上げ、ソフトモヒカンのような髪型になっていたのです。

「どないしてん?その頭?」と私が唖然としながら聞くと、支配人は「いや~これから暑くなりますしね。思い切って短くしたんですよ^^」と満足そうな顔で言いました。

「短くするのはええけど、それはアカンやろ・・・」と頭だけを見つめながら私が言うと「何かおかしいです?ちゃんと切れてるでしょ?」と、支配人は少しだけ不安そうな顔で言ったので、私は、本気で気付いていないのだと思い「横は綺麗に切れてるけど、後頭部、残ったままやで」とおしえてあげたのです。

支配人は一気に青ざめ「ええ?ほんまですか?どうなってるんですか?」と両手で後頭部をまさぐりだしたので「いや、なんつーか・・・田舎のヤンキーの兄ちゃんっぽく見えるで」と正直に伝えたのです。

「えええええええええ!!マジっすか!!!」と支配人はダッシュで洗面所に向かい、頭を左右にズラしながら鏡を見ていたのですが後頭部であったので、正面からは見えず「見えへん・・・見えへん」と懸命に角度を変えながら鏡を覗き込んでいました。

「後ろやから鏡では見えへんって。今、写真撮ったるわ」と私は洗面台の鏡の前で悪戦苦闘している支配人に声をかけ、スマホのカメラで撮ってあげたのです。

そのときの写真ごこちらです( ̄∇ ̄;)↓


※洗面台で悪戦苦闘する支配人を撮影する私

 

私が撮影した自分の後頭部の画像を見た支配人は「うわ!!後ろぜんぜん切れてない!」と引きつった顔で言った後「今から帰って切りなおしてきていいですか?」と聞いてきたので「今日は朝から葬儀入ってるやろ?もう時間ないぞ」と私は時計見ながら言いました。

しかし、支配人は「こんな頭で葬儀なんか出来ませんよ。プレシャスコーポレーションのイメージダウンなりますやん。野村さんが代わりにやってくださいよ」と半泣きになりながら言ったのです。

 

(まあ、確かにイメージ悪いな( ̄∇ ̄;))と思った私は「仕方ない。俺が切ったるわ」とハサミを取りにいきました。

「すいません・・・お願いします」と、うな垂れる支配人。

そんな支配人に「でも、横に合わせたらかなり短く切らんとあかんで」と私が忠告するように言うと「かまいません・・・それでもいいので、おかしくないようにしてください」と、支配人は承諾したのです。

その後、私は、支配人の後頭部の髪を側頭部に合わせて切りました。

しかし、側頭部がかなり短く刈り込んでいたので、それに合わせていくうちに山田五郎さんのような髪型になってしまったのです・・・

※山田五郎さん。この人です↓念の為

私は支配人の髪を切りながら、内心(どうしよう・・・)と思ったのですが、完成した頭を見た支配人は「いいですね!ありがとうございます!助かりました!」とご満悦だったのです。

 

本人が満足してるんだから、まあいいかと、私はハサミを持って会館に戻りました。

 

そのヤリトリの一部始終を見ていたスタッフのF君は必死で笑いを堪えながら「あれでいいんですか?」と訊ねてきました。

「まあ山田五郎みたいになったけど、本人は気にいったみたいやで。どっちにしても、最初のモヒカンよりはマシになったやろ?」と私は言いました。

F君は「まあ、最初よりは全然いいですけど。朝来たとき、ビックリしましたもん(^m^ )」と、小さな声で言ったので、私も「モンゴル人か格闘家みたいやったもんな( ̄∇ ̄;)」と内緒話をするように言いました。

F君は笑いを堪えながら「ていうか、マチャマチャみたいでしたね(^m^ )」と言ったので、私は堪え切れず「アハハハハハハハ(≧∇≦)」と大声で笑ってしまいました。

※マチャマチャさん。この人です↓念の為


その後、支配人は立派にセレモニーの担当を務めていました。

 

めでたし めでたし

 

ちゃんちゃん♪

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

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