「緊張」今までで、いちばん緊張した火葬~うずらの雛の火葬~2
生後2日のペット・・・。
過去には死産であった仔犬の火葬を担当させてもらった経験はあったのですが、こんなに小さな雛の火葬依頼はありませんでした。
依頼がなかった理由は様々であると思うのですが、おそらく生後間もない小鳥の雛は、その小ささから、花壇やお庭等に埋葬される人が多いからなのかも知れません。
では、なぜ、今回の飼い主さんは埋葬ではなく、火葬をしようと思われたのか?
それは、形見であるお骨を残してあげたいと思われたからでありましょう。
そんなことを考えてると、私はますます(失敗は許されない・・・)と緊張してしまったのです。
この緊張は過去のどのご依頼のときのもよりも強いものでありました。
斎場で一人、その気持ちを抱えたまま、ふと、セレモニーホールの飼い主さんに目をやると、飼い主さんは両手の平で雛ちゃんを包むように抱きながら泣いておられました。
その姿を見た私は、少しだけいつもの平常心に戻り、(出来る限りのことはしよう。必ず骨は残る)と自分に言い聞かせたのです。
そして、10分後。
飼い主さんが「(火葬)お願いします」と声をかけてくださり、私は「どうぞこちらに」と飼い主さんを斎場に招くようにしながら火葬炉の前にお連れしたのです。
私は飼い主さんから雛ちゃんを受取り、布を敷した、小さなトレイの上に、そっとを置きました。
「構いませんか?」
そう私が訊ねると、飼い主さんは涙を溜めた目を伏せながら、ゆっくりとうなずかれたのです。
そして、私はトレイごと、雛ちゃんを火葬炉に納め、静かに扉を閉めました。
その後、私は点火スイッチの前まで移動し、点火の掛け声と共にスイッチを入れたのです。
その瞬間を合掌で見守られていた飼い主さんは肩を小刻みに震わせていました。
数秒後、合掌を解かれた飼い主さんは、唇を噛むようにさせながら私に一礼をされ、待合室に入られたのです。
いつもなら待合室までご案内するのですが、今回、私は火葬炉から離れることをためらいました。
なぜなら、初期の段階から火葬の状態を確認して温度調整をする必要があったからです。
過去にデータが無い以上、頼れるのは自分の火葬における経験と知識だけでありました。
ですので、私は、今回、熱に顔が晒されるのを覚悟の上で、火葬炉の小窓を開け、直接自分の目で見ながら火葬を遂行することに決めたのです。
ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。
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野村圭一
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