「懐かしい匂い」大好きだった仲間に先立たれた二匹のパグのお話 2

悲しみの中、Yさんは地元のお寺でベッキーちゃんの火葬のご依頼をされました。

 

そして、自らの手でベッキーちゃんのお骨を収骨されたYさんは、ベッキーちゃんをの遺骨の納まったお骨壺を抱いて自宅に戻ったそうです。

 

出迎えてくれた二匹のパグ達は悲しい現実を理解しているのか、していないのか、不思議そうな顔をして骨壺を抱いてもどったYさんを見上げていました。

しかし、二匹のパグの視線の先にあったのは、Yさんの顔ではなく、明らかにお骨壺を見ていたそうです。

 

パグ達にとって、ベッキーちゃんがいない生活は初めてのことでありました。

今まではベッキーちゃんを挟むようにして川の字で寝ていたパグ達は、今夜からどうやって寝るのだろうか・・・

やはり、これからは、二匹で体を寄せ合うように眠るのだろうか・・・

Yさんは、そのことが少し気になっていました。

 

ところが、ハグ達はYさんの予想に反し、今までと同じようにベッキーちゃんが寝ていたスペース分をきっちり開けて寝床についたのです。

そして、パグ達は時折、居るはずもないベッキーちゃんが眠っていた方を見ては、安心したように、また眠りについたそうです。

 

Yさんは不思議な感覚で眠りについたパグ達を見ていたのですが、それでも、落ち着かず眠れないのではと心配していたので、少しだけ安心しました。

 

しかし、むしろ、眠りにつけなかったのはYさん自身でありました。

喪ってはじめてベッキーちゃんの存在の大きさが身に沁みてきて、涙が溢れてきてしまい、眠ることが出来なかったのです。

 

ベッキーちゃんのいない生活は全てが違うように感じてしまい、何をしていても集中できないような日々が続きました。

いわゆるペットロス症候群にYさんはなってしまったのです。

 

そんな日が続く中、変わらず元気なパグ達の存在はYさんにとって大きな支えでもありました。

パグ達は、ベッキーちゃんが旅立ってからも、変わらず、寝るときはベッキーちゃんの場所を空けて眠っていたのですが、そんな、ある日、Yさんは仕事から家に帰宅したとき、いつもとは違うパグ達の行動に気付いたのです。

 

二匹のパグは物音には敏感な犬だそうで、Yさんが帰宅すると、ドアを開ける前には足音を聞きつけてドアの前で出迎えてくれるのですが、その日、帰宅したとき、パグ達の姿はありませんでした。

 

あれ?と思い、部屋の奥を見ると、パグ達は棚の上にあるベッキーちゃんのお骨壺をお座りしながら見上げていたのです。

 

なんとも言えない違和感を感じながらYさんは小さな声でパグ達の名前を呼びました。

するとパグ達は同時にYさんを振り向き、尻尾を振って駆け寄ってきたのです。

 

「ただいま」とパグ達を撫でながらYさんは今見た光景を思い出しながら不思議な感覚を感じていました。

 

この子達は私が帰ってきたことも気付かないくらい、いったい何に集中してたんだろう・・・

人間がするようにお骨壺を拝んでいたのだろうか・・・

それとも、何か見えてたんだろうか・・・

 

そんなことを考えながらYさんはベッキーちゃんのお骨壺に歩みよりました。

しかし、Yさんの目には骨壺しか見えず、(きっとこの子達も私が帰ってきたのも気付かないくらいベッキーのことを思い出していたんだろう・・・)と結論付けて、その時は悲しい気持ちで手をあわせたそうです。

 

それから数日経ったある日の夜。

その日は珍しく家族が揃ってリビングで団欒していたのですが、その時に妙に懐かしい匂いがしたのです。

 

それはベッキーちゃんのオナラの匂いでありました。

(ベッキーだ!)と瞬時にわかったYさんは家族に「ねえ、今、ベッキーのオナラの匂いしない?」と声をかけたのです。

 

Yさんにそう言われた家族は会話をやめ、鼻をクンクンさせながら「本当だ!」「する!ベッキーのオナラの匂いがする!」と言い、Yさんは「するよね?これ絶対そうだよね?」と思わず笑顔になったそうです。

 

 

ブログのスペースが無くなりましたので、この後のお話は次回に紹介させていただきます。

 

 

プレシャスコーポレーション

野村圭一

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