続 あるペットと交通事故に纏わる不思議な因果関係
私の仮説をお話しする前にトイ・プードルちゃんを交通事故で亡くした飼い主さんから伺った話から見えてきた三つの共通点を先にお話します。
まず、事故が起きたのは住宅街に面するような、比較的、車の交通量が少ない道路であること。
次に、トイ・プードルちゃんが飼い主さんが目が離した隙に自宅の玄関から出てしまって道路に出てしまったときや、あるいは、公園などで散歩をさせているときに過って道路に出てしまったときなど、いずれもリードをしていないときであったということ。
そして、道路に出たのに気付いた飼い主さんが慌てて名前を呼び、その呼び声に気付いたトイ・プードルちゃんが飼い主さんの元に戻ろうと駆けだしたときに、運悪く、車が通りかかり、事故に遭ってしまったということ。
実に、命を落としたトイ・プードルちゃんの大半が、このようなケースで亡くなっているのです。
しかし、ここで一つの疑問が生まれます。
それは、このようなケースは全ての犬に当てはまる話であり、トイ・プードルちゃんに限った話ではないということであります。
それゆえに、私も支配人も最初は偶然が重なったに過ぎないと考えていました。
しかし、ある事がきっかで、偶然ではなく、必然的な要素があるのではないかと思うようになり、一つの仮説に行き着いたのです。
その「ある事」とは、私が堺浜で行われたアジリティー大会を見学に行ったときのことであります。
アジリティーとは、簡単言えば犬の障害物競技で、飼い主さんと犬が一組になってやる競技なのですが、犬は飼い主さんの声やジェスチャーに従い、設置されたトンネルを駆け抜けたり、ハードルを跳び越えて、そのタイムを競うのです。
いろんな犬種が出場しているのですが、小型犬部門では圧倒的にシェルティーが速く、上位を独占していました。
シェルティーの次に優秀だったのはトイ・プードルでありました。
元々、コリー系とプードル系は頭がいいと言われていますが、それにも増して、シェルティーとトイ・プードルは他の小型犬に比べても身体能力が群を抜いており、アジリティーには打ってつけの犬種であると、私は感じたのです。
体格が大きい分、走力に優るシェルティーが優位でありますが、同じ体格ならば、トイ・プードルも負けてはいないのではないかと思うほど、そのバネと瞬発力は目を見張るものがありました。
街角でトイ・プードルを見かけたとき、たまにリードを付けたままでも、飼い主さんの胸元あたりまでジャンプしてる姿を見ることもあるのですが、よくよく考えてみると、他の小型犬に比べても、その跳躍力は段違いであります。
カールした毛と愛らしい顔で、人気も高いトイ・プードルは、ついつい、その可愛らしさに目が行きがちですが、その可愛らしさの中には、こんな一面が隠れていたんだと、私はアジリティー競技を見てあらためて感心することとなったのです。
まさに、その時でありました。
私が一つの仮説に行き着いたのは。
つまり、このトイ・プードルが持つ特徴が事故に繋がっているのではないかと思ったのです。
どのようなことかと言うと、まず、道路に出てしまうの前の段階で、トイ・プードルちゃんが飼い主さんの目を盗み、ゲージや策を乗り越えている事実があります。
先にも述べた通り、トイ・プードルのジャンプ力であれば、人間の腰くらいの高さの策は簡単に飛び越えられるので、その気になれば屋根の無い小型犬用のゲージや公園の策くらいなら、いつでも出れると思います。
そして、トイ・プードルちゃんがいないのに気付いた飼い主さんが、名前を呼び、飼い主さんが見つけるより先に飼い主さんの呼ぶ声に反応した、トイ・プードルちゃんが戻ろうとした、まさにその時に運悪く、車と接触してしまうのですが、道路を横断するとき、持前の瞬発力が仇となってるのではないかと思うのです。
つまり、ドライバーの死角から突然、飛び出したトイ・プードルに気付いたときは、ブレーキが間に合わず、そのまま接触をしてしまうようなケースが多いのではないかと思ったのです。
それに、トイ・プードルの細く小さなシルエットはシェルティに比べてもドライバーが発見しにくいのも、事実であり、それも一つの要因なような気もします。
いずれにしても、トイ・プードルの持つ、細い、小さい、俊敏という、これらの特徴が多くの悲劇を招いているのではないかという結論に至ったのです。
もちろん、これは、あくまでも弊社プレシャスコーポレーションのデータに基づいた私個人の仮説であり、憶測にすぎず、全国単位で統計をとったわけではないので、私の想像ありきの戯言と言われてしまえば、それまでで御座います。
また、このブログをおい読みになったトイ・プードルちゃんの飼い主さんは「縁起でもないこと言うな」と思い、気分を害された人もいるかもしれません。
そのようにお思いになられたのであれば、そのことはお詫び申し上げます。
でも、飼い主さんであるなら、私が上記で述べたことを、多少なりとも、可能性が無い話では無いとお思いになったのではないでしょうか?
もし、そのように思われたのなら、同じような状況になったとき、最善の注意を払ってあげてもらいたいのです。
なにより、安全の確保が出来ない場所ではリードを外さないというのは大前提でありますが、万一、何等かに理由で、似たような状況になったときは、まず、声をかける前に、周りの安全を確認してから、飼い主さんの方から歩み寄ってあげ、抱いて、安全な場所に戻してあげてください。
それに、これは何もトイ・プードルちゃんだけではなく、イタリアン・グレーハウンドなど、同じような特徴のある犬ちゃんにも当てはまることだと私は思うのです。
交通事故によるペットの死は、何の前触れもない分、飼い主さんにとって、想像もできないくらい悲しいものであります。
これだけは、経験した人でしかわからないくらい、つらいことでもあり、私も、その経験者の一人であります。
何事も起こってからでは遅いのです。
防げるのであれば万全を期する。
それも飼い主さんの愛情だと私は思うのです。
プレシャスコーポレーション
野村圭一
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