「目視火葬」今までで、いちばん緊張した火葬~うずらの雛の火葬~3
生後二日目の うずらの雛の火葬。
過去には経験のない人間の親指ほどの小さなペットの火葬をするにあたり、私は火葬炉の小窓を開けたまま実施することにしました。
自分の目で火葬の状態を確認し、慎重に温度調整しながら火葬を見守ることにしたのです。
数分後、骨の一部が確認でき、その時点で温度を固定しながら、一度、小窓を閉めました。
顔が熱を浴びて少し火照ってしまいましたが、比較的、低温での火葬であったので、思っていたほど、熱くはありませんでした。
というのか、集中していたので、顔に当たる熱など、気にならなかったのかも知れません。
10分後、火葬は無事に終了しました。
この時点で雛ちゃんが綺麗にお骨になったことは確認できたのですが、問題は、温度が下がるときでありました。
実は、骨というのは、火葬の高熱に晒された後、電源を切り、温度が下がる過程で形状が崩れてしまうことがあるからです。
私は、一度、待合室の飼い主さんの元に行き、無事に火葬が終わったことを告げました。
そして、温度が下がる段階でも形状が崩れる可能性があることを伝え、その後、もう一度、火葬場に戻ったのです。
5分後。
火葬炉の温度は扉を開ける目安の300度を切り、私は扉を開け、慎重にトレイを取り出しました。
私はこのときのことを思い出すと今でも鳥肌が立ちます。
トレイの上の雛ちゃんの小さなお骨は、ちゃんと形状を残したまま、綺麗に残っていたのです。
「あぁ・・・」と、安堵感から出た溜め息が出てしまった私は、トレイを持ってすぐに待合室に入り、不安そうな表情を浮かべた飼い主さんに「綺麗に残りましたよ」と報告をしました。
飼い主さんはゆっくりとした足取りで私に近づき、自分の目でお骨を確認されたのですが、それを見たとき、思わず涙を滲ませ「残ってる・・・・」とポツリと言った後、優しげな笑みを浮かべられたのです。
その後、私は飼い主さんと一緒に骨上げ場に入り、骨壺ではなく、飼い主さんが指定したカプセルを用意しました。
今回、飼い主さんは遺骨を骨壺に収めるのではなく、小さなアルミ製の収骨カプセルに収めることにされたのです。
理由は2つ。
骨壺では一番小さなサイズの骨壺でも、雛ちゃんの遺骨を収めるのには大き過ぎることと、カプセルならいつも持ち歩けるからであります。
収骨カプセルは、本来、分骨用なのでありますが、小鳥やハムスター等、小さなペットの飼い主さんは、骨壺ではなく、カプセルに収めることを希望されることがあり、雛ちゃんの飼い主さんも、そちらを選択されたのです。
無事に全てのお骨をカプセルに収めた飼い主さんは、そのカプセルを大切そうに両手で包むようにして持ちながら「ありがとうございました」とお礼の言葉をかけてくださったのです。
プレシャスコーポレーション
野村圭一
大阪 ペット葬儀・火葬に関するお問い合せと
お手元供養品のお問い合せは
プレシャスコーポレーションまで
大阪本社 大阪府守口市菊水通3丁目7-9
ペット葬儀・火葬のご依頼はフリーダイヤル:0120-982-660

