私が死んだとき・・・
私はよく、担当させてもらったペット葬儀の席で、飼い主さんから「私が死んだときも、あなたの会社に担当してもらいたい」と言われることがあります。
もちろん、御世辞の言葉であり、大切なペットのお見送りを心行くまでできたことへのお褒めの言葉の延長として、そのようなことを言ってくださっているのであるのだと思います。
ところが、中には真剣に、そう仰る人がいて、戸惑ってしまうこともあるのですが、そのような人に理由を訊ねると、セレモニーを進行した、私の技量などは関係なく、セレモニーの規模や形式がお気に召されているようなのです。
つまり、当社のペット葬儀の規模と形式に共感してくださっているということであります。
弊社プレシャスコーポレーションで執り行うペット葬儀の大半は、ご家族だけの小さなセレモニーであるのですが、本当にペットのことを愛していた人達だけでお見送りをするということは、悲しみの中にも温かみが在り、本当に心に残るお別れの時間になるものであります。
当社のセレモニーの簡単な流れは、読経を唱え、お焼香をあげた後、参列された方だけで、もう一度、最後の別れのをし、その時間を経て出棺し、ご火葬に入ります。
そして、ご火葬後、同じく参列された方だけでお骨上げをされて、セレモニーは終わるのですが、これら一連の儀式を全て個別で執り行うので、その間、我々スタッフを除き、参列者だけの空間になります。
そのことが、ささやかながら温かいお見送りに繋がるのであり、おそらく、そのようなことを言われる人は、それらを体感し、共感されているのだと思います。
事実、ここ最近は、人間の葬儀も小規模のホール、または自宅で、ご家族と、ごく親しい身内の方だけで執り行う、小さな葬儀が主流となりつつあるそうなのですが、それは見送る側の遺族の判断ではなく、見送られる側、つまり、亡くなった人が、生前に遺言として、そのことを希望されていることが多いようで、そのような事を望まれる人は、年々、増加の傾向にあるそうです。
ペットの葬儀を終えたとき、「私が死んだときも、あなたの会社に担当してもらいたい」と言われるのと同じように「私が死んだときもこんな葬式にしてな」と、息子さんや、娘さんに言われるお父さんやお母さんがいらっしゃるのですが、半分冗談であっても、半分は本心から、そのように口にされているように感じるのは、そのような時代背景が影響しているのかも知れませんね。
プレシャスコーポレーション
野村圭一
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